鶏と卵、どっちが先か？

今日の毎日新聞で
「警官への暴行率高まる」
という記事が載っていました。
若者が警官に対して暴行する事件が
増えているらしいです。
で、その記事の方向性というかオチが
「若者への指導方法を変更する」
というものでした。

…警察って、ホントに頭が悪いんでしょうか？

なんで警官が襲われるようになったのか、
原因追求をロクにやらずに、
対処法だけを考えてるようです。

以前、テレビに
元警官で刑事部長まで昇り詰めたのち退社、
現警備会社社長という人が出てたんですが、
彼の警官時代の話で現在の警察組織の無能さを
現わしているような言葉がありました。

「見た目が怪しいヤツは、
大抵なんか事件起こしてる」

こんなことTVでどうどうと発言できるヤツが
管理職に就けるらしいですぞ、警察って。
考えかたとしては、ある意味当たっています。
要するに、普段から見た目が怪しいヤツは
社会的に虐げられている可能性があり、
その分、事件を起こす可能性が高い、
という意味でしょう。
逆に、見た目が問題ない人は、
社会に対して余り不満がないので
事件を起こす確立が低い。
でも、これって只のヤマカンでしょ。
ドラマじゃないんだから、
悪いヤツが悪い顔してるワケないじゃん。
まあ、彼は自分の警備会社が信頼に値しない、
というのを自分でアピールしただけでしょうけど。

警官が襲われる原因なんて
新聞やニュース見てれば明白です。
「警官の不祥事が増えている」からでしょ？
センター街で
オジさんが若者に絡まれているときでも
見てみぬフリをする警官に、
威厳もへったくれもありません。
「何もやらないくせに、やたらエラそうな集団」
彼らが一番輝いている（責務を全うしている）
瞬間といえば、
せいぜいゴミ捨て場から拾ってきた
壊れたチャリンコを
終電過ぎた駅周辺にワザとらしく置いて、
それを拾った酔っ払いを職務質問。
…やれやれ。
少なくとも俺は、そんな「ヤラセ」のために
税金を払いたくありません。

東京都内で犯罪が多いのは、
地方に比べて犯罪者が多いのではありません。
警官が無能だから、犯罪を抑えられないのです。
地方の警官のように
燃える正義感に満ちた警官は少なく、
法を盾に権威を正義と履き違えているような
ダメ親父ばっか。

今、指導すべきなのは若者じゃないでしょ。
対象を間違えてませんか？