えの素

2004年6月12日 読書
ISBN:4063373800 コミック 榎本 俊二 講談社 1998/11 ¥560

ある程度、ギャグに理解がある人間でも
不快感を示すことが多い、今回の表題作。

俺は、だいすき だ。

下で「冒険してもいい頃」のレビューを書いた後、
あれー、なんかセックスネタでもういっこあったなー
と思い出した。

「えの素」は、人間の生態すべてがギャグのテーマだ。

もうすげえ。

この作者、クール過ぎ、
つーか、恐るべき天才か
世紀のキチガイが
超二択だ。

誰しも、なにげなく面白いことを思いつくことはあっても
それらすべてを覚えておこうとはしないし
まして、それらすべてを他人を楽しませる道具として
描いたり演出したりはしないと思う。

このマンガは、それを実行している、と思う。
些細なクダラナイギャグも、詳細なディテールと
緻密なカメラワークで描けば
最高のギャグに変貌するのだ。

しかし、あまりにクールに、
森羅万象をギャグにするので
理解できない部分もものすごく多い。

そして大抵の人は不快感を示す。

でも多分、それすらも作者の思惑なのだと思う。

詳しく書かないけど、
なにしろすげえ。

「サルでも描けるマンガ教室」を遥かに超えた
伝説になり得る超作品だと思う。

名作 とは言わないが。

余談だが、
俺のファッションリーダー・木村くんは
この作品の登場人物である「田村さん」に
「見た目も性格も趣味も激似」である。
いやむしろ本人だろ。
ISBN:4840106789 文庫 みやす のんき メディアファクトリー 2002/12 ¥620

誰も書いてない(or書きたがらない)本の
レビューを書こうと思う。

えー、世の青年男子諸君は、
どんなにクールに振舞ってても
セックスに興味が無い奴は居ないと思う。

それが動物としてのオスの本能であり、
むしろ興味が無い人間は
動物学的に「変態」とも言える。

正直、俺自身、
中学2年で童貞卒業して
高校の頃はヤリチンであり
20代前半の頃は人前で
「あーセックス、うぜー」とか
偉そうな発言をしていたが
当時はまだケツの青い人間だったので
そういうクールさがカッコイイかも
などと誤解していたのだった。

でもそれこそ欺瞞であり、
動物としてアタリマエに
俺はセックスが好きである。
初めてのときの興奮を
今も忘れることなく。

===

さて、今回の表題作は
これも真理だけど
「すべての青年男子が必ず一度は憧れる職業」
である
「アダルトビデオ男優」の物語だ。

厳密には、くだらない部類だが、
このマンガは、当時のエロマンガとしては
画期的な試みや描写が多かった。

 まず、効果音の表現。

その液体を連想させる効果音に
我々(学生時代の仲間)の
想像力は急激に成長し
股間は過激に怒張した。
 (韻を踏んでみました)

そういう効果音の表現は
今じゃ少年誌でさえアタリマエになった手法だが、
間違いなく今回の表題作がパイアオニアである。

 次に、あまりに開放的な性描写。

そして、それまで陰鬱で重苦しく、
文字通り「秘め事」として扱われた
その「行為」自体を、
あくまでハッピーに明るく描いたストーリーは
行為に対する幻影や妄想を砕きつつも
新たな幸せの可能性を感じさせた。…ような気がする。
(いやホメ過ぎ)

アダルトビデオ業界に入門した
うだつの上がらない(でも巨根)青年が
社会の厳しさやセックスの素晴らしさを
学びながら傷つき成長していく様を
馬鹿馬鹿しくも壮大に描ききった名作

だと思う。

映画「ブギーナイツ」を見たとき、
コレのパクリだと思った。

でも別にオススメしたいわけでもない
(あまりに下世話なので)
微妙な作品です。

ギャグマンガが好きな人は
男女問わず楽しめると思う

そらいろのたね

2004年6月12日 読書
ISBN:4834000842 − おおむら ゆりこ 福音館書店 1967/01 ¥780

えー、絵本マニアで恐縮です。

俺が絵本を何故好きかというと、
まあ、大人向けの書籍とは明らかに違う点で

・テーマがハッキリしてること
そして、
・美しい生き方の手本が描かれていること
だ。

正論だけじゃ世の中渡っていけないことは承知してるけど、
人生に対する美的感覚があるのとないのとでは
その人の幸せの感覚すら左右すると思うのだ。

例えば、横断歩道前で老婆が困っているとき
世の中の人々は以下の4パターンの行動に集約されると思う。

(1)何の関心も持たない

(2)ウゼーとか思って気分を悪くする

(3)誰かが手を引いて助けてあげるのを見て、
 ステキだと思いつつ傍観する

(4)自分自身が手を引いて助けてあげる
か。

概ね、世の中の皆様は(1)か(3)である。

しかし、絵本の世界では、
揺ぎ無く(4)固定だ。

(3)を選ぶ皆様の心ウチは
「だって恥ずかしいもの」
だと思う。

善行を思いついても自分の恥じらいのために実行しないのは
結局「自分のほうが大事」であり「偽善」だ。

そして絵本の世界では、もっとも「偽善」を排除する。

良い行いのアンチテーゼとして
悪い行いが描かれることはあっても
「偽善」はその両者よりも程度が低い。

正味、悪いことは、
誰かに指摘されたり反省すれば直せる。
しかし、「偽善」は、本人に自覚が無いことが多く
どっちつかずでどうにもならない。
むしろタチの悪い「悪」そのものである。

そういう、
明確な区切り方が絵本のイイところであり、
俺が好きな部分なのだ。

何度も書いてるが、
俺は「美しく生きたい」のだ。

ズル(偽善を含む)することなく
ジェントルに行動し
他人を幸せにすることで
自分も幸せを感じる。

もちろん、
そんな「みんなが幸せな世界」なんて欺瞞であり
誰かの幸せは誰かの不幸のもとに成り立っていることも理解している

誰かが不幸になるとしても
「被害を最小限に抑えたい」のだ。

そのためには、やはり絵本で描かれるような
美的感覚は必要だと思う。

===

さておき、この「そらいろのたね」は
要するに
「幸せは一人で感じるものではない」
という内容である。
誰かとシェアしてこそ、その幸せは何倍にもふくらんでいく
という啓蒙だ。

もちろん、今回これを紹介したのは
この本によって得た教訓で、
俺の人生が少しはステキになったわけであり、
それを皆様とシェアしたい、という目的である。

どうぞ。

バカの壁

2004年6月11日 読書
ISBN:4106100037 新書 養老 孟司 新潮社 2003/04/10 ¥714

えー、今更感が非常に強いが
あえてレビューしようと思う。

この本は、
差別主義者で
努力を放棄した怠け者で
視野も心も狭い人間しか
理解できないんじゃあないかと思う。

少なくとも作者は間違いなくそういうキャラクターだ。

俺は、この本に書かれていることは
「もしそれが真実であっても」認めない。

人類の文化というのは
お互いを理解しあうための技術を発展させてきたわけであり、
価値観を共有するために「コトバ」が生まれたのだ。

絶対的な「バカの壁」が存在するからといっても
それで意思の疎通がうまくいかないなんて
ボキャブラリーが少ないだけだと思う。

いくら年を食ってても、
努力する人間は努力を続け
結果的に世の中は良くなっていく。
が、その反面、
この本の作者のように
一歩引いて冷めた視点で
努力を放棄してまでも
無意味に生きながらえようとする者も居る。
それが悪いとは言わないけど、

自分がどう思うかは個人の自由だけど
それを流通に乗せた場合
第三者にどういう影響を与えるか、を
考えられなかったのは
自己中心的すぎると思う。

どっかの教授が書いたもので
新潮社から発売されている、
…これだけで、
ヒトリゴトはヒトリゴトじゃなくなってしまうのだ。

生産者責任、て奴です。

要するに
この内容に対してのこのタイトルは
「売る気マンマン」な悪意がミエミエであり、
100歩譲っても、
「言いたいことはわかったから、
 もうちょい考えて言葉を選びなよ」
という感じだ。
ムツカシイキーワードを羅列しただけの
非常に幼稚な文章だというか。

糞食らえ。
いや、
糞を食らってください。

大人になる前に、知るべきことがあーるー
自分のやり方とーワガママの違いをー
(ジュンスカ「マイジェネレーション」)

まあ、この日記は、
金かかるわけでもないし嘘臭いので
社会的な影響は皆無だと思ってるけど

輝夜姫

2004年6月2日 読書
ISBN:4592175077 コミック 清水 玲子 白泉社 2001/03 ¥410

最近、マンガを余り読まない。
出版社在籍時は、週間少年誌を
一週間に5冊も定期購読していたが、
出版業界抜けてからは
周りでマンガ読んでる奴が全然居なくなったので
必然的に俺も読まなくなった。

そう、ゴールデンタイムのドラマと同様に
「周囲との話題を合わせるための趣味」だったのだ、
マンガは。

小学生のころは、一般的な同世代の男子と同じように
「リングにかけろ」にハマっていたが、
それ以外は特に興味が出ず。
中学に入るころには全然マンガを読まなくなっていた。

んで、高校に入っても全然マンガ読まずに過ごしていたのだが、
このあたりで我が人生的にキーポイントな出会いがあった。

高校2年のころ、中学時代の仲間と久しぶりに集まったときに
違う高校の奴から「すげー面白い奴が居るんだよ」と聞いた。

それが、俺と
小倉という男の出会いだった。

彼は、特に、マンガや映画やプラモデルや兵器の知識が豊富で、
くだらないウンチクを語るのが得意な、
…当時、そういうコトバは無かったが、所謂「オタク」だった。

まだ、オタクという人種が徒党を組んだりして
社会的な嫌悪感を持たれる以前の時代である。

俺は、彼と会った時、素直に
「コイツの知識は凄い」と感動した。
そしてそれは尊敬に値するとまで思ってしまった。

彼は、少々視野が偏っているものの
膨大なクリエィティブマインドの塊であり、
我々は分野こそ違うものの
知識の交換など切磋琢磨をする仲間になった。

実際、それから数年後、俺と小倉は
退屈な長崎県を二人で原付バイクで飛び出すことになった。

そして、また数年後、
俺は、東京の某出版社へバイトで入り、
当時服飾店でバイトしていた小倉は
「お前が受かるんなら、俺も絶対受かるハズだ」
という妙な自信を元に面接を受け、
…コトバ通り、採用されたのだった。

約一年で、俺の地位を超え、
その出版社の役員から多大な信用を得て彼は独立した。
それは、むしろ、小倉伝説の始まりであり、
その伝説は現在まで終わる気配が無い。

話を元に戻そう。

なぜ、今回、小倉との思い出を書いたのかというと、
それは高校時代に彼の部屋に行ったときのことを
思い出したからだ。

俺、
「…ねぇ、これって全部少女マンガなんじゃあないの?」

小倉、
「バッキャロー、白泉社はマニアの登竜門なんだよ!
 貸してやるからお前も読め!!」

と、押し付けがましく、しかも強硬に
「CIPHER」「僕の地球を守って」「ここはグリーンウッド」
「SO WHAT」「月の子」
というコミックを渡されたのだった。

これが、俺と白泉社の出会いであり、
正直、その独特の世界観には興味が沸いた。
…が、それが良かったのかどうかは非常に微妙な感じだ現状。

つまり、

「知らなくても良い世界がある。」

のだ。

映画「アイズワイドシャット」みたいな感じだな。

コトバにすると、あれだ。
「耽美」

とにかく出てくるキャラクターは全員
美少年と美少女であり、
彼らは性別を超えてお互いの美しさを称えあう、
そんな世界が、白泉社のコミックには溢れていた。
また、現実感がまったくない舞台設定も
夢見がちな少女を騙すには充分過ぎる仕掛けであり、
実際、白泉社のコミックが好きな女子は…、

まあ、なにしろ、
先週末キキの実家にメシ食いに行ったら
キキの妹が「お兄ちゃん、これ面白いから読んでね」と
非常に可愛らしい笑みと共に貸してくれたのが
この「輝夜姫」であり、
それを見た瞬間俺は過去の呪わしくて甘美な出会いを思い出し
ゲンナリしつつも読み進めたということだ。

あー、最後にちなむが
キキの妹は、
従来の白泉社が好きな女子とは全然違うタイプであり
かなり美人だし、痩せてるし、外交的な性格だ。
ISBN:415010672X 文庫 ウィリアム・ギブスン 早川書房 ¥800

サイバーパンクがどうのじゃなくて
翻訳者、黒丸 尚 さんの名訳が読める貴重な作品。

思えば、ルーディラッカー
http://www.mathcs.sjsu.edu/faculty/rucker/
が好きなのも
「あ、黒丸 尚 が訳してるよ、買わなきゃ」が
キッカケだった。

氏は、日本語の表現が異常にうまいというか
特にSF小説の翻訳では、原書の単語と比較すると
…へえ、これをこう要約するのかー、
と感心させられる面白い訳が多い。

本書の内容は、語りつくされている感が強いが
まあ、ロマンティックな近未来SF、だな。
発売された当時は衝撃的な世界観に陶酔させられた。
ブレードランナーやマトリックスのような世界だ。

内容よりも、訳者の妙を感じることが強い作品です個人的に。

作品としては、スターリングとの共作の
「ディファレンスエンジン」のほうが刺激的かな
ISBN:4150202192 文庫 井辻 朱美 早川書房 ¥720

親父が洋書マニアだったため、
「ホビットの冒険」を俺に執拗に勧めてきたのが小学5年の頃。
小学6年の頃には、THE HOBBITの英語版原書や
MSX(というコンピュータが昔あった)用ゲームソフトの
「THE HOBBIT」(全編英語)が手元にあった俺。

俺が英語が好きになったなのは、
THE HOBBITの原書を読むためだったのが最大の理由である。
訳書と原書を見比べながら、単語を理解していったのが
懐かしいなあ。
小学6年から英語を勉強していたため
中学3年間は、英語の試験だけ常に学年一位だったりした。

「ホビットの冒険」は「指輪物語」の序章的な作品であり、
現代のファンタジー作品の基本的土台になっている
恐ろしく完成された世界だ。

何も無いところから物を生み出すのは大変な偉業だと思う。

正直、子供の頃、こんな世界観を妄想できるなんて
トールキンはさぞかし狂人だったのだろうと恐ろしくなった。

さて、そんな感じで、純潔のファンタジーで
新たな読書の世界を知った俺は、
どんどん読書に傾倒していった。
小学5年から高校3年までに
創元推理文庫とハヤカワ文庫(新書含む)を
半分以上網羅していたと思う。

その過程で出会った、記憶に残る作品が
この「ランドオーヴァー」だ。

当時、ファンタジーつうと、主人公は子供、
みたいな固定観念がアタリマエに蔓延していた。

しかし、このランドオーヴァーの主人公は
現実に疲れ果てた中年男性(ここ笑うとこ)だったのだ。

現実にやさぐれて、なんとなくファンタジー世界に迷い込む、
という、…ん? ピーターパンシンドローム??
な世界観がステキなのだ。

※日本でいうところ富野由悠季のバイストンウェルは
これのパクリだと思う。

主人公が大人であるため、
通常のファンタジーではありえないシーンも多かった。

ファンタジー世界住人との恋、そしてセクース。

シルフ(妖精さん)女子との間に子供まで作ってしまう。

後のオタクマンガに多大なる影響を与えたのではないかと思う。

だが、もちろん、そんな下世話な魅力だけではない。

物語は結構緻密に構成されており、
シリーズを読み進めると
伏線そしてどんでん返し的な仕掛けが沢山隠されている。

ハリーポッターなどの「子供もの」に食傷気味のかたにオススメ
ISBN:4061272748 − 佐野 洋子 講談社 ¥1,400

俺が常々思う
「人生は美しくありたい」
を教訓としてくれた本。

また、
人は一人では生きていけないんだなあ
と幼少の砌に感じさせてくれた。

多分、最初に読んだのは小学2年生くらいかなあ。
ISBN:4566010511 単行本 Roald Dahl 評論社 ¥1,400

映画「トレインスポッティング」で、
どういう場面だったか忘れたが
麻薬でラリってる主人公が、友人に対して
「ロアルドダールみたいな世界か?」と
聞くシーンがあった。
※字幕には訳されてなかったけど。

まあ、そんな「麻薬でラリってるような」SF小説を
世間ではドラッグ小説と呼ぶらしい。
後期のフィリップ・K・ディックとかな。

これまた映画ネタで恐縮だが
岩井俊二監督の「ラブレター」でもやっていた
「誰も借りてない本を自分が最初に借りる」
という奇妙な遊びに、俺も中学時代ハマっていたのだ。

その背景には、俺の実家が
父親の教育方針でテレビが無い家庭
だったことがある。

なにしろ、その流れで借りて、
強烈に印象に残っているのが、この本だ。

読むものに強烈なトラウマを刻む内容だというか。
夢いっぱいの世界の裏に潜むドス黒い悪意、というか。
さりげなく現実を批判している小説だったりする。

批判小説といえば、
田中芳樹の「創竜伝」シリーズもそんな感じだが
あんな生ぬるくて陰湿な批判ではない。

金持ち イコール 悪

という絶対的に偏った価値観を植えつけようとするのが
ダールの狙いだったのではないだろうか。

いや、偏ってるとも言えないか。
世界での観念的な金の量が一定だったとして
誰かにそれが偏るのは
その誰かがズルをしてるのが現実だ。

金持ち イコール 悪
ではないけど
金持ち イコール ズルい人間
は、真実だ。

人並み以上の快楽を求める余り、
他人を裏切り、蹴落として、あまつさえ殺しながら
金は誰かの元に集まるのだ。

そして、本当にズルい人間は、
特に日本国内では「頭が良い」と称される。

そんなことを生まれて初めてリアルに感じさせてくれたのが
この「チョコレート工場の秘密」だった。

俺の実家は、中流の上くらい裕福だったが
当時中学生の俺には、その理由を考えるのは重かったなあ。

ちなみに、この小説は、
内容を曲解した者の手によって一度映画化されている。

原作を純粋に好きならオススメしないが
世界に名高いディズニー映画なので
ネタとして見るのは一興かも。
タイトルは「夢のチョコレート工場」。
そもそもは白黒映画なのだが、
後年に無理やりカラー化したバージョンのほうが
ドス黒さが増していて良いと思う。

俺はDVD版を買った。
ISBN:4062023636 単行本 佐々木マキ 講談社 ¥1,650

あー、えーと、90年代までの村上春樹には
「羊男」シリーズと「ワタナベ君」シリーズという
2つのテーマがあったのだ。

各世界観は一部クロスオーバーしてるものの

「羊男」シリーズは、
ファンタジー、というか、頭のおかしい世界というか
とにかく漠然とした妄想世界。

「ワタナベ君」シリーズは、
純潔のジュブナイルというか、泥臭い現実っぽい世界。

なのだった。

んで、世間的に評価されてるのは後者なのだが
俺は、前者の世界観がなんとなく好きだった。

それの集大成というか、
こんなもんクリスマスプレゼントに贈っても誰も喜ばねーよ
というか、
ただ、毎回、恋をしたときに相手に贈ってて

ある意味、適正試験的に使っている本が

この「羊男のクリスマス」だったりする。

この本に初めて出会ったのが、13年前で、
今までに8回ほど買った。

でも喜んでくれたのは、
二十歳の頃つきあってた小学校教師と
今の彼女だけだったりする。

そんなドラマがある本だ。

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