up on the down side

2001年8月7日
著作権って何?

コトバ通りに解釈すると、
作者が自分の著作物の権利を主張すること、
である。

世の中には著作権保護団体つうものが存在する。
でも、その実態、つうか、
第三者が作者の権利を保護するというのは
「よう、オメーの作品をコピーされて売られちゃ
 商売あがったりだろ? 
 そんなヤツラを締め上げてやるから、
 俺たちの組織に上納金(登録金)よこしな」

冷静に考えればわかることだが、
要は、スキマ産業だ。

よく
「JASRACに訴えてやる」
「ACCSに通報するぞ」
つうセリフを聞きますが、
アレって日本語的に間違っていると思う。
どちらの場合も正しくは「密告」であり、
「訴える」「通報する」などと
正当性の高い表現を使うのは間違いだ。
なにしろ、「密告」する相手は
暴力を正当化することに長けた
マフィア的組織なのだから。
暴力団よりもヤバイ相手なのだ。

仮に、
作者が自らで権利を主張すると
どうなるのだろうか?

彼らのやり口は巧妙だ。
上納金を納めない相手には容赦しない。

宇多田某のニューアルバムが
発売前にネットに流れた事実をご存知だろうか?

「関係者がサンプルを流したらしいよ」
…失笑だ。

俺は、この仕組みを考えた人間を
猛烈にリスペクトしている。
なにしろ、
法律の穴を突いて理論を構築し
法律自体に働きかけて、
その存在を正当化しているのだ。スゲエ。

アーティストは作品を作り続け、
何も作らないのにその上澄みを頂戴する、
なんて楽チンな商売なんだろう?

法律イコール正義、では無いのだ。
どうでもいいけど。

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