ラスト・サマー

2001年8月9日
都市伝説

俺の知り合いには、
若い頃飲食店系のサービス業に
勤めていたヒトが多い。
(俺も東京出てきたばっかの頃、
 日本レストランシステム系列の
 厨房を回されてました。
 ハンズ7Fのレストランとか
 ベルコモ3Fのケーキ屋とか。)

で、そんなガテン系知り合いの内、3人ほど、
某有名牛丼屋で店長まで登りつめた
男闘呼たちが居ます。

以下は、彼ら経由で聞いた話で
俺が実証したネタではないのでアシカラズ。

まず、牛丼屋というのは
フランチャイズ系飲食店に多い、
リスクが低い経営法「独立採算制」を
採用しています。
次に、牛丼というのは、
一杯あたりの原価は、並盛りで100円前後。
材料として、
牛肉、玉葱、米、タレで構成される料理です。
コストの低さの順でいうと、
玉葱、米、牛肉、タレ、だそうです。
タレは作るのに手間が掛かるのに対し、
ほかの材料が素材を大量買い付けすることで
コストを抑えられるようです。
そして、各店舗は
独立採算制であるため、
特に各材料の量に関して
かなり神経質に計量するそうです。

俺が何を言いたいか、解りますか?

牛丼に「つゆだく」は存在しないのです。

百歩譲って、コストの低い玉葱をサービスする
「ネギだく」は出来ても、
原価が掛かりすぎているタレをサービスすることは
不可能だそうです。

それでも、通・気取りのお客さんに
「つゆだく」を要望されることがあった場合、
実際店員さんは「ヘイ、並つゆだく一丁」と
出していますよね。

アレは、実際は何も内容が変わらない
普通の並であることが基本で、
一部の良心的な店舗だけ
コストに影響しない「お湯」を足すらしいです。

俺が推理するに、多分コトバ的には
「ネギだく」のほうが先だったのではないか、
と思います。
(実際、ネギに関しては「有りえる」そうです。)
それが、ある種の人々の間で語りつがれる過程で
ひとりの夢のある人物が
「どうせならタレも増やせるんじゃないだろうか」
つう「液体イコール安い」つう浅はかな考えを
噂に混ぜたのでは無いだろうか?

料理をする人間なら
「ダシ汁」ほど手間と材料費が掛かることぐらい
冷静に考えれば解ることですが、そこはそれ、
やはり外食メインの人間は
材料にかかるコストのリアルな計算なんて
出来なくてアタリマエでしょう。

まあ、俺も子供の頃は
口裂け女対策に
ベッコウ飴を持ち歩いたクチですケド。

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