慇懃無礼

2001年8月29日
コトバというものは不思議で
そのまま受け取れば何も問題の無いセリフでも
受け取る側の性格によって意味を変えるコトが
ある。

皮肉とか暗喩つうのが、ソレ。

実は俺もそれなりにヒネクレ者なので
他人の「含み言葉」には
ある程度の非常線を張っている。

以下は、俺が経験的に
気に入っている言い回しだ。

1.語尾に「先生」と付ける。
相手を明らかに自分より格下だと思うときに使用。
相手の人間性は認めたくないが仕事上の繋がりや、相手を利用することにより
自分に利益がある場合に使うことが多い。

2.語尾に「頭イイんですね」とか
 「俺頭悪いんで解らないです」と付ける。
相手に対して
「無駄な知識を自慢するんじゃねえ。
 そんなこと知らんでも生きていけるんじゃボケ」
とか
「あ〜、コイツを上手くオダテれば
 自分で勉強しなくてもいいから楽だなあ」
とか思うときに使う。


世の中には、常に自分を相手より高い位置に
置いておかないと不安を覚える人間が多い。
そんな輩は往々にして
「他人に厳しく自分に甘い」性格であり、
それが現実逃避であることにも気づかずに
あらゆる方法で他人を侮蔑し
自ら(の位置)を高めようとする。
滑稽だ。
俺も、幾分「弱い人間」なので
たまに上記のような「逃げ」な
言い回しを使うことがある。
そんなとき俺は
「うわ〜、俺今、人間っぽいよなあ」と
自分に感動する。いわばオナニーだ。

そう理解しているから、余り使わない。
結果、非常に手厳しい対応を取ることになる。
でも、そういう真摯さって特に、
文字ヅラだけで成り立っているネット上だと
安易に敵を作ることが多い。
ある意味、俺のまわりは敵だらけだ。

これは俺の人生観だ。
「味方は自分と同調するだけで
 何も与えてくれないが、
 敵は多くの場合、反面教師として
 自分を高める材料になる」
人間は「安心」した瞬間に成長を止める。
敵を作るのは非常に大事だと思う。

むしろ敵となる人物に愛おしさまで感じる。
俺の為にヨゴレをやってもらって
非常に申し訳ない、と。
そんなときは、俺も相手に対して
精一杯のヨゴレを演じる。
ギブ&テイク。

これこそ慇懃無礼か?

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