coutdowun for destruction

同じ時期に転職したダチ（朋友）が
かなり情けないグチを吐くようになった。

「いや、俺ってさ、ヒトと会って話すような
　営業系の仕事向いてる気がするんだよね〜。
　プライベートでオフ会やらで知らないヤツと
　初対面でも問題なく打ち解けられるしさ。」

以下は俺の対応。

「いやさ、世の中の多くの人間は
　大抵自分の仕事に不満をもっているよ。
　自分の好きなことが仕事になってるヤツなんて
　滅多に居ないって。
　実際、オマエは人見知りしないヤツだけど、
　それはあくまでプライベートでのことだろ？
　プライベートつうのは仕事との相対関係的に
　双方をリフレッシュできる貴重な時間だと
　思うんだ。
　それを、仕事にしちゃっていいの？
　いいわけないじゃん。
　それを仕事にしちゃったら、
　オマエはプライベートでどうやって息抜き
　するつもりなんだ？
　そこまで考えてるんなら、すぐまた転職
　してもいいと思うけどさ。
　今の時点でオマエが言ってるコトって
　タダの自己逃避じゃん。
　つーか、仕事がクソつまんねーから
　プライベートが楽しいんだろ？
　仕事が面白くなったら、
　プライベートがクソつまんなくなるかもよ。」

彼は、
某大手出版社に入社したのだが、
そこの上司がダメ上司で
まるでヤル気が起きないらしいのだ。
でも、俺は「経験上」
これだけはハッキリ言える。
「出版社って、
　かなり頭が悪くならないとエラくなれないよ」
断言するが、
あらゆる出版社の編集長クラスの人間は
「学歴のみで出世した」脳ナシ野郎だ。
それが証拠に、
大手出版社の「編集長」は
バイトで入った女子大生を
権力をエサに適当に食い散らかし、
最後には「出来ちゃった結婚」する
パターンが異様に多い。
出版や編集という仕事は、
そんな
「アタマのワルイ人種を適当にオダテる」
ことがメインの業務だ。
でも、ほんの、たま〜に、
ホンのチョッピリだけ、
非常にレアだけど
「実力で偉くなった人間」も
居ることには居る。
でも、
凡人である俺たちがそういう努力すんのも
アホらしいんで、適当に交わしといたほうが良い、

つー観点から、彼に上のような助言をした。
助言の内容は全然本気じゃない。
ただ、あらゆる職場には、
その職場なりの「快適な過ごし方」が
存在するワケで。

ちなみに俺は今の仕事が大好きだし、
仕事してて楽しいし
（仕事上のグチはこぼすけど
　辞めようなんて思う前に、
　環境を変える提案をする）
プライベートも楽しい。
かなり恵まれた環境に居ると自画自賛している。
まあ、長年の苦労の賜物ではあるが。