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2002年1月7日帰省したときに友人と話したバカ話と
それにまつわる過去の想い出。
「チャレンジ料理」
良く言えば、創作料理。
またの名を「悪食(あくじき)」。
俺の周りには、
かなりチャレンジャブルな料理を作る人間が多い。
中1の夏休み、とある友人宅に遊びにいった俺は
彼の部屋で腹を空かせていた。
ひょんなことから好きな食べ物の話になり、
暑くて喉が渇いていたこともあり
「コーラ」の話で盛り上がった。
ペプシとコカの違いについてや
レアものの変なコーラが売られている自販機の事、
などを話したと思う。
突然友人が「そろそろメシでも食うか」と
立ち上がり「作ってやるから待ってな」と
言い残し台所へ消えた。
10数分後戻ってきた友人は
ラーメン椀をふたつ持ってきた。
うまそうな湯気が立っている。
「さ、どうぞ」
友人が椀を俺の前に置いた瞬間、
俺は異様な光景に気が付いた。
「黒いラーメン」
…なんか、湯気の奥から発泡してますが…。
「ちょっと前に試しに作ってみたんだけど
意外にウマいんだよ、コレが」
友人は軽快に箸を進め、
「ソレ」を腹に収めていく。
あろうことか、「ソレ」は
「コーラを沸かして作ったラーメン」だった。
ちなみに、味のほうは…、
実は意外に喰える味だった。
なんか、温かいコーラは
甘ったるくてアレだったけど
麺はそもそも無味なんで
あんま問題ないというか。
粉末スープは当然未使用です。
で、次のネタは「ご飯」。
20年ほど前、牛乳でご飯を炊く
「タケちゃんマン・ライス」というのが流行ったのを
覚えているヒトは居るだろうか?
なにしろテレビで「話題の健康食」として
紹介されてたぐらいだから、
全国的に有名なハズである。
実際、栄養価も高く、味もまあまあだ。
イタリア料理のリゾットだって牛乳は使う。
そんなに変じゃない。
牛乳を多めにし、砂糖を加えれば
「おかゆ」として病気のトキにもオススメだ。
話変わって、我が家は酒豪の家系で
特に父親は恐ろしく酒に強い体質だ。
そんな父親と昔親族会議に出た席での光景。
叔父さんが不思議なコトを始めた。
ご飯が大盛りのお茶碗に、
日本酒を並々と注ぎ
そのままお茶漬けの如く喰う。
「お、あんたも酒飲みだねえ」
叔父さんにアテられてか、
父親も同じようなことを始めた。
俺は、まだ小学生だったので
当然マネできなかった。
そして、成長した俺は、18の頃
このチャレンジ料理を再現してみることにした。
いくつかの酒を試した結果、
「甘口の純米酒、清酒以上なら結構ウマイ」、
だが
「焼酎やワンカップだと、死ぬほどマズイ」。
…参考になっただろうか?
で、こっからが本題。
俺の友人にフリーターが居て、
彼は料理に関する才能はまったくないのだが、
あるとき非常に貧乏になり自炊を余儀なくされた。
ご飯は炊飯器で問題なかったらしいのだが
味覚に難があるらしく、オカズがどう作っても
美味しくできないとボヤイていた。
そんな彼が、あるとき貧乏を極め、
「水道を止められてしまった」のだ。
お米はあるけど水が出ない。
困窮した彼は、
冷蔵庫の中に俺や仲間が買い置きしていた
アレに目を付けた。
「日本酒で米喰う奴も居るぐらいだから
そんなにマズくはないだろう」と。
そう、「アレ」とは、
俺たちが最も好む黄金色の液体。
彼は「ビールでご飯を炊いた」のだ。
味は聞くまでもない。
麦メシを想像しているなら、それは大間違いだ。
俺は、かなりビールが好きで、
「ヌルいビールはコクがあるから好き」なので、
ソレを温めたり、御飯に掛けたトキの味は
大体想像できる。
きっと「糞マズイ」はずだ。
彼は自分の貧乏に怒りつつ
泣きながらその「茶色い御飯」を完食したとのこと。
その話を聞いたアト、
俺ら仲間は10分ほど笑い死にそうになった。
それにまつわる過去の想い出。
「チャレンジ料理」
良く言えば、創作料理。
またの名を「悪食(あくじき)」。
俺の周りには、
かなりチャレンジャブルな料理を作る人間が多い。
中1の夏休み、とある友人宅に遊びにいった俺は
彼の部屋で腹を空かせていた。
ひょんなことから好きな食べ物の話になり、
暑くて喉が渇いていたこともあり
「コーラ」の話で盛り上がった。
ペプシとコカの違いについてや
レアものの変なコーラが売られている自販機の事、
などを話したと思う。
突然友人が「そろそろメシでも食うか」と
立ち上がり「作ってやるから待ってな」と
言い残し台所へ消えた。
10数分後戻ってきた友人は
ラーメン椀をふたつ持ってきた。
うまそうな湯気が立っている。
「さ、どうぞ」
友人が椀を俺の前に置いた瞬間、
俺は異様な光景に気が付いた。
「黒いラーメン」
…なんか、湯気の奥から発泡してますが…。
「ちょっと前に試しに作ってみたんだけど
意外にウマいんだよ、コレが」
友人は軽快に箸を進め、
「ソレ」を腹に収めていく。
あろうことか、「ソレ」は
「コーラを沸かして作ったラーメン」だった。
ちなみに、味のほうは…、
実は意外に喰える味だった。
なんか、温かいコーラは
甘ったるくてアレだったけど
麺はそもそも無味なんで
あんま問題ないというか。
粉末スープは当然未使用です。
で、次のネタは「ご飯」。
20年ほど前、牛乳でご飯を炊く
「タケちゃんマン・ライス」というのが流行ったのを
覚えているヒトは居るだろうか?
なにしろテレビで「話題の健康食」として
紹介されてたぐらいだから、
全国的に有名なハズである。
実際、栄養価も高く、味もまあまあだ。
イタリア料理のリゾットだって牛乳は使う。
そんなに変じゃない。
牛乳を多めにし、砂糖を加えれば
「おかゆ」として病気のトキにもオススメだ。
話変わって、我が家は酒豪の家系で
特に父親は恐ろしく酒に強い体質だ。
そんな父親と昔親族会議に出た席での光景。
叔父さんが不思議なコトを始めた。
ご飯が大盛りのお茶碗に、
日本酒を並々と注ぎ
そのままお茶漬けの如く喰う。
「お、あんたも酒飲みだねえ」
叔父さんにアテられてか、
父親も同じようなことを始めた。
俺は、まだ小学生だったので
当然マネできなかった。
そして、成長した俺は、18の頃
このチャレンジ料理を再現してみることにした。
いくつかの酒を試した結果、
「甘口の純米酒、清酒以上なら結構ウマイ」、
だが
「焼酎やワンカップだと、死ぬほどマズイ」。
…参考になっただろうか?
で、こっからが本題。
俺の友人にフリーターが居て、
彼は料理に関する才能はまったくないのだが、
あるとき非常に貧乏になり自炊を余儀なくされた。
ご飯は炊飯器で問題なかったらしいのだが
味覚に難があるらしく、オカズがどう作っても
美味しくできないとボヤイていた。
そんな彼が、あるとき貧乏を極め、
「水道を止められてしまった」のだ。
お米はあるけど水が出ない。
困窮した彼は、
冷蔵庫の中に俺や仲間が買い置きしていた
アレに目を付けた。
「日本酒で米喰う奴も居るぐらいだから
そんなにマズくはないだろう」と。
そう、「アレ」とは、
俺たちが最も好む黄金色の液体。
彼は「ビールでご飯を炊いた」のだ。
味は聞くまでもない。
麦メシを想像しているなら、それは大間違いだ。
俺は、かなりビールが好きで、
「ヌルいビールはコクがあるから好き」なので、
ソレを温めたり、御飯に掛けたトキの味は
大体想像できる。
きっと「糞マズイ」はずだ。
彼は自分の貧乏に怒りつつ
泣きながらその「茶色い御飯」を完食したとのこと。
その話を聞いたアト、
俺ら仲間は10分ほど笑い死にそうになった。
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