road to san-jose

2002年7月13日
口だけ人間ハッタリ重視、っていうか
言ったもん勝ち、っていうか、
特に資格も無いから評価の基準が曖昧な出版業界
が嫌で嫌でなんとか変えようと
約10年構造改革を頑張ってきた俺だが、
3年前に見切りを付けた。
「バカは言っても直らない」

それからは
より実力主義であるSEを志している。
しかしSEという職業は、
資格があっても金にならない。
そして、プログラミングのスキルも
実は金に繋がらない。

どんな職業でもいえることだけど、
もっとも金につながり易い社会人のスキルは
間違いなく「営業力」だと思う。

そういう意味では、
出版業界で過ごした日々も無駄じゃなかったなあ
と思う。
如何にドデカイ話をブチ上げて
相手の目を惑わすか? というのが
出版社で培った「編集者の基礎」だ。
でも出版の場合、相手の目を惑わせるだけで
その内容を絶対に実行しない、
いや出来ない、というのがミソだ。

でも、それは現在の俺に、
恐ろしく活かされているスキルで
最近は営業でブチ上げたドデカイ仕様を
如何にプログラミングで再現するか、
というのが病的に楽しい。

俺のプログラミングに関する
一貫したテーマは

「バカチョン」だ。

あらゆる素材を綿密にデータベース化し
どんな出力結果もマウスだけで操作できる
インターフェイスのプログラムしか俺は書かない。

バカは言っても直らないなら、
バカにも理解できる環境を提供すればいいのだ。

unix使いの多くは、明らかに意図的に
小難しいインターフェイスを提供しようとする。
それは彼らに言わせると
「unixは初心者が触るべきOSではない」かららしい。
その思想は、裏返せばタダの保身行為で、
逆にunixは敷居が高いからこそ
セキュリティが守られているようなものなのだ。
つまり
「みんなが使えるようになると困る」のだ。
だから世のunix使いは初心者に対して
恐ろしく厳しいのだ。
まあ、勝手にやってくれ。

俺は、その思想には納得しない。
やはり、あらゆるマテリアルは
「共有する」ことが最大の資産だなあ
と思うからだ。

だから毎日「バカチョン」なプログラム(環境)の
開発を続けている。

多分、そのせいだけど、

今年の俺は、かつてないほど
「モテモテ」なのだ。
順風満帆である。マジで。恐いほど。


去年の夏を思い出すと、少し切なくなる。

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