ISBN:4062023636 単行本 佐々木マキ 講談社 ¥1,650

あー、えーと、90年代までの村上春樹には
「羊男」シリーズと「ワタナベ君」シリーズという
2つのテーマがあったのだ。

各世界観は一部クロスオーバーしてるものの

「羊男」シリーズは、
ファンタジー、というか、頭のおかしい世界というか
とにかく漠然とした妄想世界。

「ワタナベ君」シリーズは、
純潔のジュブナイルというか、泥臭い現実っぽい世界。

なのだった。

んで、世間的に評価されてるのは後者なのだが
俺は、前者の世界観がなんとなく好きだった。

それの集大成というか、
こんなもんクリスマスプレゼントに贈っても誰も喜ばねーよ
というか、
ただ、毎回、恋をしたときに相手に贈ってて

ある意味、適正試験的に使っている本が

この「羊男のクリスマス」だったりする。

この本に初めて出会ったのが、13年前で、
今までに8回ほど買った。

でも喜んでくれたのは、
二十歳の頃つきあってた小学校教師と
今の彼女だけだったりする。

そんなドラマがある本だ。

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