http://www.apple.co.jp/news/2004/jun/09powermacg5.html

あまりに頭悪いニュースですが
…一応、突っ込んでおきます。

===========

・Adobe Photoshopで一般的に使用される45種類の操作では、デュアル2.5 GHzのPower Mac G5は3.4 GHz Pentium 4ベースのPCよりほぼ2倍の速さを見せました。

 近いクロック数の
 デュアルCPUとシングルCPUを、
 デュアルCPU対応アプリで比較すれば、
 そりゃデュアルの処理が軽いよ。
 何故Pentium4の2.4GHZデュアルと比較しないのか?
 …多分、G5デュアルが遅かったんでしょうなあ…
 
 (※ハイパースレッディングは擬似デュアルであり、
  物理的デュアルとは比較できるわけがないです)

・デュアル2.5 GHzのPower Mac G5でLogic Pro 6を使用した場合、リバーブを適用しても138トラックまで再生することができました。これは3.4 GHz Pentium 4ベースのPCでCubase SXを使用した場合と比較して、4倍以上になります。

 Logic ProとCubase、
 確かに「似た機能のアプリ」ですが、
 処理内容やCPU占有率・メモリ占有率は
 まったく違います。
 つまり、そもそも「OSやCPUのアーキテクチャが違う」のが
 前提だとしても、
 「違うアプリ」を動作させて比較することに、
 何の意味があるのか理解不能。
 …同じアプリだと、G5デュアルが遅かったんでしょうなあ…

・2.5 GHzのPower Mac G5とFinal Cut Pro® HDの組み合わせでは8ビットSDビデオを8ストリーム再生することができるのに対し、デュアル3.06 GHz XeonベースのAvidワークステーションでは5ストリームでした。

 ここで急に何故か、
 比較対象がPentium4からXeonに変更されてるのも
 Apple側の苦し紛れの作為がにじみ出ています。
 加えて、前述した、
 「違うアプリ」を動作させて比較することに、
 何の意味があるのか理解不能。
 …Pentium4が相手だったり、同じアプリだと、
  G5デュアルが断然遅かったんでしょうなあ…

==========

…えーと、Appleは、何をやりたいのだろう。

昔からAppleが胡散臭いのは、こういう意味不明なパブを
自信満々に大々的に打つからだ。
これに騙されるマックマニアのオツムも心配だけど。

余談だが、
世の中の「マカー」「マックエヴァンジェリスト」たちが、
何故にマックを偏愛するのかというと、概ね、

おわー、見た目に騙されて高いの買ったけど
全然モテないし、機能も駄目駄目じゃーん、
やっぱWindowsにしとけばよかったぜー
ムカツクからガセネタ流して被害者仲間を増やしてやれーい

…というのが基本理念である。

もちろん、
機能比較とか見た目とかは関係なく
なんとなくマックが好きな方もいらっしゃいます。
そういう人たちは無害であり普通の人です。

俺自身は、
機能比較の時点で馬鹿馬鹿しいけど(比較にならない)
周囲に「良いマックユーザー」が何人か居るので
彼らのためにあくまでクールに
「道具として」マックを持ってるし使ってるけど、
だからといって「マックが好きなわけではない」し、
「マックが好きな人」から同意を求められるのは
身の毛がよだつほど嫌いである。むしろシカトします。

つか、これも以前から書いてるけど
PowerPC自体は良い思想のCPUです。
なぜにIBMはAppleにCPU技術を提供し続けるのかわかりませんが
いい加減手を引くべきだとつくづく思います。
Appleは瀕死だけど、IBMは細々と儲かってんのかな?

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