久々に面白い買い物をした。

それは、「電動アシスト・サイクル」だッ!!

HONDAのステップCOMPO、新車充電器込みで
12万円ナリ〜。
道楽で買えるギリギリの価格だと思う。

社長が「どうせ通勤に使うんでしょ?
    じゃ経費で落としていいよ」
と提案してくれたのだが、
そんな借りは作りたくない。
いや実際、通勤に「も」使うけど、
「俺はチャリンコが好きなんだ〜!!」

炎の一括払い、だ。

なにしろ俺も、
HONDA様の下僕に仲間入りなのだ。

いや、それにつけても
スゲエ、…スゲエよ! 電動アシスト!!

形容するなら、
「俺の足にスーパーチャージャーが付いた」
ような
「俺の足にパワステが装備された」
ような
「俺の足にXENONシステムが内蔵された」
ような、
なんとも素敵な乗り心地です。

通常のチャリンコって、
まず片方の足の踏むチカラで始まり、
次に踏み込むチカラに移り、
最後に引き上げるチカラで
もう片方の足にチカラを移すことで
前進する。
しかし、電動アシスト車は、
最初に片方の足で踏み始めたら
後は全部モーターがアシスト。
要するに、タイミングよく
リズミカルに右・左・右・左…、と
踏むというかプレッシャーを与える程度で
ガンガン進むのだ。

もいっこ、別の視点から
俺のマシンの魅力を挙げるなら
「折りたたみ式」なコトかなあ。
フレームを真ん中から折って
ハンドルも真ん中から折って、
グリップをバッテリーケースに収納した
その様は、まるで「ウェーブライダー」。
しかも、灰色の無骨なボディカラーが
ゼータプラス(センチネル)のほうを彷彿。
このギミックに燃えない男子はインポ野郎だ。

なにしろ興奮気味ですが、
そろそろオネムなので
また後日、冷静にインプレする予定ナリ。
いろんなモットーを抱える俺ですが、
夏が近くなると特に気を入れるモットーが
ひとつ。

それは
「エロを匂わせる」
ことだ。

男ってのは、エロくてナンボだと思う。
ほら、逆に考えてみようぜ。
清楚でお高いオンナと
ムチムチな色気爆発なギャル、
…いやいや、好みの問題じゃあないんだ。
どっちが「近寄り安いか」ってコト。

近づいてコミュニケーションしないと
何も始まらないワケで。

そんな理由から、俺は常々、
エロを連想させるような振る舞いを
心がけている。

で、ココがムツカシイんだけど、
「エロさ」と「下品さ」ってのは
まるで質が違う。

シモネタ全開な話し口調や
ズボンの上からパンツ見せて歩くのは
「下品」な馬鹿男だ。
そりゃイカン。

じゃ、何が「エロさ」かというと、
俺の場合、その判断基準は
「モテるかモテないか」だと思う。
クールでキザ、これが「男のエロ」だ。

実はいくつもエロをアピールする手段を
隠し持っている俺だが、
もっとも顕著で解りやすい手段を告白するなら、

それは「声」だ。

例えば会社で、
仕事の会話は普通に(又はモゴモゴ)話していても、
相手が女性(そして俺好み)のトキは別だ。
…思いっきり低い声で
ジットリと囁くように喋る。
しかも、絶対タメグチ。(←コレ基本)
逆に言うと、標準語や敬語で喋っている相手には
全然興味がなかったりする。

仮に「変なヒト」だと思われていようとも
「このヒト、なんでアタシと喋るときだけ
 口調が変わるのかしら」と
相手に思わせれば俺の勝ちだ。
男にしろ、女にしろ
「特別扱い」は心地よいものだ。

それで不快そうな受け返しをされたらケセラセラだが、
そうでない場合も多い。
後は発展のみだ。

で、なんで今さら、こんな話をするのかというと

まあ、なんだ、

終わった恋や昔の女に心を痛めてもショウガナイというか。

とどのつまり、新たな恋が見つかったのだ。

そんだけ。
要するに、だ。

デジタル放送ってのは、
キーボードがリモコンに変わっただけの
ブロードバンドインターネットなワケだ。
で、
デジタル放送推進派のおエライさんが
言うには、
「テレビのリモコンでインターネットができれば
 誰でも簡単にアクセスできる」
とのこと。



ちょっと待ってくれ。

 なんでリモコンだと「簡単」なんだ??

そもそもキーボードって難しいか?
キーボードが難しいってのは、
若い世代は少ないはずで、
むしろ中年世代の視点だろ?
携帯の文字入力にも悪戦苦闘する中年どもが
果たして、「リモコンで文字入力できるのか?」

じゃ、それ以外でPCとデジタル放送の違いって何?

電源入れればすぐ番組が見れる、
…ってそりゃアンタ、「今のテレビ」でしょ。
デジタル放送がネットワークにログインする時間と
PCが起動する時間をリアルに比較すると
余り変わらなくなる見込み。
(但し、現状スペックPCでの
 WindowsXPかMeの場合のみ。
 MacやWin98/2000は激遅いんで論外。)

あとは何だ?
テレビだからタダ、
…ってそれもアンタ、「今のテレビ」でしょ?
デジタル放送になれば、
デジタルなので視聴者管理が完璧になり
当然受信情報も管理されます。てことは
受信料管理も簡単。
これで金取らないビジネスモデルが
「存在するわけナシ」。
国家予算で賄うなら別だが、
それで税金が高くなるのは免れないだろうね。

あと強いて言うなら、…
パソコン買うよりテレビのほうが安い?
…んなワケねー!!
現状のテレビでデジタル放送は受信できません。
デジタル放送対応テレビは、平均12〜20万前後。
ネット接続する程度のPCシステムなら
50000円も出しゃ買えるのに、だ。

つまり、まとめてみると
「馬鹿げている」のヒトコトだ。

高い金出して今より複雑なテレビを買うのと、
パソコンのブロードバンドインターネットで
動画を見るのと、どっちが楽だろうか?

デジタル放送てのは言ってみりゃ
「現代に乗り遅れた中年の妄想」に過ぎない。

 ク・ダ・ラ・ネ・エ

でも、それで金が稼げるなら
仕事として取り組んでもいい。
デジタル放送構想が成功しようと
オシャカになろうと「知ったこっちゃねえ」。
要は、そのシステムを作ってやることで
俺がいくら儲けられるか、だ。

ground control to major Tom

2002年4月27日
月世界の白昼夢、は終わり。

やたら耳障りなコトバ遣いに既に辟易してるが、

ここは、まぎれもなく日本だ。
そして、

さよならベイブ。

FIGHT TILL YOU DIE

2002年4月25日
俺は、現実の会話で薀蓄をたれるのが好きだが、
大抵は適当な情報をこね合わせた内容が多い。

あるテーマを振られると、
まず、そのテーマとまるで違うものを提示し、
話しながら無理やりコジつけて
なんとなく信憑性のあるオチにするのが
病的に好きだ。
それで相手が「今のマジ?」と聞いてくれたら
シメたもの。
俺の答えは
「…いや、テキトー」。
相手は、
かなり複雑な顔をしたり、呆れたりする。
…その「間」が好きなのだ。

コトバによる知識や経験の試し合い、だ。

ウィットに富んだ会話とは
こういうものだと思う。

しかし、世の中には恐ろしく素直で
赤の他人の言うことを丸ごと信じきる
素敵な人々も存在する。
(それが非常にクダラナイ馬鹿話であっても)
そういう人々は、俺の話を聞いた後日
どっからかの情報で真実に気づいて
大抵俺に怒る。
「ヒドイ嘘を付くな」と。

さて本題。

俺は、
東京に居た頃、ワイフと呼んでいた女性に
「非常に誤解されている」。

思いつくまま適当に身の上話を
デッチあげていたのだが、
それが「作り話」だと伝わっていなかった模様。

(俺は、現実の会話で、
 余り真実を喋らないように心がけている。
 真実とは現実と同じくらい下世話で
 クダラナイ存在だと思うからだ。
 もし世の中の人々が真実しか話さなかっら、
 誰も空想なんてしないし、
 夢なんて持つわけがない。
 いつの時代も、誰かの画期的なホラで
 世の中は面白くなっていると思う。
 ほら、ニュース見てると面白いでしょ?
 毎日毎日世界のどこかで
 人々がダマし合っていて、
 それが我々の酒のツマミになるのだ。)

いつだってツッコミが入れば
「あ〜そう言われてもねえ、
 こっちも商売やから…、ってちゃうがな!」
などと軽くノリツッコミで返す準備ぐらいは
常に出来ていたのだけれども。

まあ、既に修復不可能なので
どうでもいいのだけれども。
ニュースの無い毎日が続いております。

強いて言うなら、今日飛行機が落ちたなあ。

俺は、なんだかんだいって結局
2個前の日記の宣誓を破り
半同棲生活に落ち着いてしまっている。

楽だ。…そして暇だ。

こんな生活も、あと2週で終わり。
でも、そのことを言い出せずに居る。
かといって、着いて来いなんて言えないし。

dooms day

2002年3月28日
更迭、と言えばいいのだろうか。

なにしろ、2004年のデジタル放送開始に向け、
我が社にデジタル放送開発部門が設立され、
俺は、その主任に。

要するに5月あたりに、国内へ戻るということ。

…しかし、

赴任先は「福岡県」だったりする。

福岡っつーたら、アンタ。
ラーメンが細麺で激マズくて、
ナヨナヨしてカマっぽい男が多くて、
ド田舎なのにカンチガイ都会意識の人間が多い、
言ってみりゃ「九州の恥ずべき土地」。

ゲンナリだ!

まあ、それでも東京や田舎まで
飛行機1万円だし、
なにより「日本語圏内」だ。
つーか、それ以外の魅力、皆無だけど。

まだ先の話だが、
正式な辞令を受け取ってしまったので、
確定事項なので断れないし。

…日本のデジタルTV構想、中止になって欲しい。
まだ、ヤってません。

今回どれだけ我慢できるか、
マゾヒスティックに挑戦中。

飲みに行った帰り道、
あの娘が物欲しそうな顔で
寄りかかってきても、

「…もっと自分を大事にしなよ」

変態です、俺。
ここまでやるこたねえ気もしますが
チンコに理性を奪われるような恋愛は
コリゴリなのです。

都内では、
うっかり寝てしまったら
次の日から部屋に居ついたり、
お互い遊びで寝たはずなのに
次の日から公認カップルになってたり、
などなど、
「バカな話」が多かったなあ、と。

(ワイフとも、そんな出会いだった)

いや、まあ実際、俺も大人なので、
成人男性と女性が交際する場合、
一番重要なポイントは「SEXの相性」だと
理解しています。
どんなに過程が優れていても、
アレのサイズがズれていたら
「夜、一緒に寝たくない」。

にしても、都内では
あまりに自分自身結論に走りすぎたというか、
相手も同じような考えの人間が多かったというか、
とにかく「まず酒」「まずSEX」な
出会いばかりだった。

今までのことを踏まえると、
今回の俺って、

 ピーターパン★シンドローム?

まあ、要はヘンタイなんだけど、
今回、「過程を大事にしてみようかな」と
努力しております。

飛〜んでいけ〜たら〜♪

うん、結果オーライ。
なんとか意思の疎通はうまくいってるみたい。
むしろ、これだけの短期間では上出来。
やっぱ、目的がリアルだと
目標に近づくのも容易だというか。
最後は、やっぱボディランゲージですかね。深い意味で。
「英語は”勉強”するな」って
どっかのオエライさんものたまってるし。


さておき、
ネットニュースで例の放火強盗事件読みました。
あの事件で言える事はただひとつ。
「警察って何やってるの?」
バカみたいに特徴的な似顔絵も証言も揃ってて、
民間企業の協力があったのに、
なんで10ケ月も見付けられないんだろう。
これって、どう考えてもさ、
日本警察という組織が
税金でタダ飯食らうだけの無能集団だと
証明したような事件だよねえ。
なんで彼らはマジメに仕事しないのだろうか?

例の9年間誘拐監禁してた男が捕まったトキ、
俺じゃなくても、こう思ったハズだ。
「実際、犯人はスゲえヒドイ奴だけどさ、
 それを発見できなかった
 地元警察も処分すべきだよなあ。」
…怠慢警官が免職された話は聞いてないよね。

要するに、警察内部の処分が甘すぎるから
ダメな警官が増えるんじゃあないの?

と思いました。

wanna be your weekend lover

2002年2月13日
決算期(3月)を近くし、仕事が多忙に。
余った予算でネット開発を、などと
お役所仕事が死ぬほど舞い込んできました。

まあ、忙しいに越したことはない。

こっちは暇を持て余している身分だ。
残業ガンガン稼いでおります。

問題は交通機関。

午後20:00を過ぎると公共の交通機関
全部終わっちゃってます。
要するに、残業したら徒歩帰宅ってこと。
そんなに遠くないからイイんだけどさ。

街灯の無い山道をトボトボ帰るのは
ちと気が重い道のりだったりします。

闇の中を帰宅途中にくじけそうになった
俺が何をするのかといえば、
どうせ周りはロクに民家も無い山だ、
歌を歌っている。大声で。
しかもブルーハーツの「終わらない歌」を
本当にエンドレスで歌ったりしてる。

他には、
RCの「サマーツアー」。
レッドウォリアーズ「ルシアンヒルの上で」。
スライダース「あんたがいないよる」。
ケントリ「黒猫」。
などが最近のフェイバリットだ。

おつかレーター。
ヤマトナデシコというコトバは、
彼女たちの為に。

仕事場の近くに地元TV局があるのだが、
そこで働いていると思われる(良く見る)
お嬢さんがたが、なんつーか
オシトヤカでツツマシイ女性ばかりなのだ。

日本だと、女性同士でツルむ奴らなんて
男を押しのけて進むわ、
デカイ声でギャーギャーわめくわ、
品位の欠片もないというか惨めだった。
服装や見た目にボッキすることがあっても
仕草や雰囲気に惹かれることは少なかった。

…そう、俺は今、恋の始まりを感じている。

you should hear me play piano...

グローバルコミュニケーションで、
インターナショナルラバー!!

国内でわ、
とりあえず酒飲み行けば大抵ヤレるのが常ですが
コチラにはそういう習慣は無い模様。
さすがに本国と同じ戦略で
ナンパはできん気がするので、
声を掛けあぐねている俺。

そのうち、なんとかしよう。
休日になると、
恐ろしいほどのヒマさ加減に
意識が朦朧としてしまう。

日本独特の文化であり
しかし俺は興味がなかった
パチンコすらも存在しない。

在るのは、ただ「美味い空気」と「山」。

先週は、毎日定時退社後山に登って暇を潰した。
どんどん体が丈夫になっていくのを感じる。

テレビや雑誌に関しては、
ネット経由でなんとか入手することに成功。
(漢字だらけの字幕が付いておりますが)

自分の部屋だけは、
およそ環境が変わらないように整備できたが、
だからといって引き籠るのは嫌過ぎる。

俺には、ギターがあるじゃあないか!

フォーリナーどもに
俺の日本語ロック魂をぶつけてやれーい!!

てなわけで、
とりあえず歌謡曲のカバーから始めてます。

ゆず、ミスチル、スガシカオ、クルリ、
トライセラ、バンプオブチキンズ、
グレープバイン、ペンパルズ、
…等々、一応メジャーどころから攻めてます。
もちろん全部弾き語り用にアレンジ。

今、国外で一番熱い日本人、俺に決定。

これでモテれば言うことないんですけど…。
>高村さん

アナログレコードプレイヤーの
音声出力は「LINE」では無く
「PHONO」ですよ〜!!

よって、Macの「LINE入力端子」に繋いでも
音は出ません。

一番簡単な対処法は、
電気屋で「PHONOイコライザー」というものを
買ってくることです。
「PHONOイコライザー」は
「PHONO出力」を「LINE出力」に変換してくれる
機械です。

まあ、大体3000〜5000円で買えるんじゃあ
ないでしょうか?

俺は2つ持ってますよ。

five years dead

2002年1月30日
何がキツイかって、アンタ、
テレビが見れないこと。コレに尽きるね。
まあ、テレビに対してブツブツ文句言うコトも
無くなったけど。

平日深夜のバカなお笑い番組やお色気番組が
東京独特のものであることを確信。
せめてテレビ神奈川だけでも
衛星使って配信して欲しい…。

つーか、表題にある通り、
なんだか5年は帰れなさそうな雰囲気。
酒はウマイしオネーチャンもキレイ、だけど
物と娯楽が圧倒的に不足している。
俺の田舎もそうだけど、
娯楽が不足している世界っつーのは
早婚カップルが多い。
「アレ」以外に楽しみが無いから
回数が増え、責任感も増すのだろうか?
(未婚の若い女がみんなヤリマンに見えます)

なにしろ、日記の方向性を転換する時期
なのかなあと思っております。

去年の今頃

2002年1月24日
ふたりで〜こたーつで〜紅茶をのも〜お
去年の〜今〜ごろ、去年の〜今〜ごろ〜
み〜たい〜に〜さ〜。

さておき、東京に来て11年め。
遂に東京を離れる瞬間がやってきた。
明日成田から羽ばたくことに。

思えば、色々あったなあ、と
昔のことを思い出す。

6つの会社を転職し
3つの業界を渡り歩き
1回リストラされた。
12人の女とつきあい
30人の女と寝た。
2人の友人が亡くなり
1人の女が消息不明。
120万の借金を
2年で作って
3年で返した。
5回引っ越した。

でも一番思い出深いのは、やっぱり
「東京に着いた次の日
 友人のバンドのライブに飛び入り参加して
 その帰り道でゴミ捨て場のチャリを拾ったら
 パクられた」ことかなあ。

当時、ハタチの誕生日の直後だったのと
東京来て2日目ってことで
警察が大目に見てくれて
説教だけで前科者にならずに済んだ。
警察の厄介になったのは
後にも先にもこれっきり。
だからこそ、思い出深いのかもしれん。

なにしろ、土曜から
俺の新しい生活が始まる。
俺自身は何も変わらず
ただ環境だけが激しく変化する。
少しは心細い気もするが、
そんなこと気にしてられるトシでもないし、
まあ気長にやりましょう。

島流しってワケでもないし。
むしろ日本のほうが島だしな。
近所のにゃんこどもとも、そろそろお別れだなあ
と思い、豪勢なメシでも奢ってやろうということに。

俺は、コンビニで適当なペットフードを買い、
きゃつらのアジトへ向かった。

出会った頃は数匹だった組織も
今じゃ10匹を超える大所帯に成長。

先生、部長、店長、に軽く挨拶を交わすと
どこからともなく構成員がゾロゾロと集まってくる。

公園に移動しベンチに腰掛けると
「俺の背中」と「俺の足元」で
軽くショバ争いが起こるが、すぐに収まった。

「さて、野郎ども。今日は俺の奢りだ。
 たらふく食ってくれ。」
ペットフードをブチまける俺。

奴等は目の色を変えてソレに群がり
恐ろしい勢いで貪り始めた。
ケンカを始めた奴も居る。

しかし、その勢いは
何故か5分ほどで収まる。

「おいおい、ノリが悪いじゃねえか。
 もっとガンガンいってくれよ」

さらにブチ撒けようと
ペットフードに手を伸ばした俺は、
あることに気が付いた。

商品名「ペティグリーミキサー ドライ
    ビーフと魚    ・・・犬用」

まわりを見渡すと、
気分悪そうに吐き出す奴が数匹。
…俺、猫が吐くとこ初めて見たよ。

でも、その他大勢は、
構うこと無く貪りつづけている。

そうか、猫はドッグフードでも大丈夫なんだ。

残りのブツをまんべんなく撒いて
おみまむ達に別れを告げる俺。

「三途の川で、また会おう!!」

…リンかけの読みすぎです。

なにしろ餌付け終了。
またもや、知らなかったのに3連休でした。

月曜の朝、
ワイフがなかなか起きてこないので
「ねえ、もう遅刻するんじゃあないの会社?」
と、8時過ぎに声を掛けたところ、
「…ん、…今日、…祝日…。」zzzzz。

そうか、成人の日か。

俺は早起きクンなので5時ごろ起きて
ネットの作業をやっていたのだが、
サクっと終了。

休日のワイフの朝は遅い。

俺は、彼女が目覚めるまでの3時間ほど
タバコを吸ったり、
ぼんやりゲームを嗜んだり、
JCOMを見たりして過ごした。
(番組は当然「ワンだふるニャンだふる」)

さて、ワイフが起きたので、
メシに出かけることに。
休みなんだったら外で食いたい。
(平日は大抵自炊している俺)
土曜日、久しぶりに吉祥寺に行ったとき
イタリア食堂(イルパッキーノ)で
オリーブオイルをラッパ飲みし
デザートピザをカマし、
日曜は怒涛のカレースタンド・フルコース
(松屋、C&C、ココイチ)だったので、
今日はアッサリ和食系で攻めたいね、と、
寿司屋を目指す。当然、まわってるヤツだ。

さて渋谷。
築地本店は、今日も大盛況ですが、
並びギライな俺に、最近強力な助っ人が。
その名は「iアプリ」。
ゲームさえあれば、
並ぶのなんかヘッチャラだい。
「倉庫番」をワイフと1面ごと交代でプレイ。
FOMA最高っす♪ 高いけど。
つうか、
お正月日記に書きましたが、
帰省の際に入った実家の街の寿司屋、
港町なのに恐ろしくマズかったんで、
渋谷でクチ直ししたかったのだった。
(友人から聞いた後日談だが、
 件の店は地元でも有名なマズイ店とのこと。
 …ありゃ、バツゲーム用だよ。)

いつものようにエンガワ、ビンマグロ、
ギョク、アジ、のヘヴィローテーションに
今回は、明太子、白子を加え、猛食。
これにカニミソを加えれば、俺的フルコース。
(ギョクは築地より江戸一のほうがウマイ)
(エンガワは断然、築地)
(でも、ビントロ、ウニは江戸一)

満腹したところで、
映画「ヴィドック」の鑑賞に向かう。
公開三日目なのに、空いてるなあ。
…余談だが、俺は映画館といえば
渋谷の東急文化会館が一番好き。
その理由は、日中なら地下の東急ストアで
食い物や酒を買ってから、
直通エレベータで映画館に入場できるから。
ファンタスティック映画祭のトキは
夕方に東急ストアで買いだめした食料で
オールナイトに挑むのだ。

レビュー:「ヴィドック」
1800年代のフランスで活躍した
伝説のスーパーヒーロー的存在
名探偵ヴィドックが、ある事件に挑む。
…と思ったら、冒頭で謎の仮面男に
いきなり殺害される。
物語は、生前の彼の伝記作成者だった
ボワッセの視点で展開する。

内容的には、本格推理というよりも
むしろ「スリーピー・ホロウ」に近い。
とにかく、映像が美しく、
テレビドラマ「TRICK」に通じる
痛快なカメラアクションが楽しめる。
全体的な出来としては、
まさに、ジ・劇場映画。
いい出来だと思います。
ただ、「スリーピーホロウ」のトキに感じた
「オカルトに見せかけたトリックを使った
 本格推理ものだと思っていたら、
 実はタダのオカルトものだった。」
というのに「似た」ガッカリ感が漂うオチでした。
小説で言うと、
江戸川乱歩なら「悪魔の紋章」、
横溝正史なら「夜歩く」、かな。
上の2作品が好きな人は
多分「ヴィドック」も面白いはず。
俺がそうだから。


映画館を出た俺とワイフは、
ガーリック系の居酒屋に入門し
その後、カラオケで明日への鋭気を養いつつ
帰宅しました。

you drive me crazy wild

2002年1月12日
「タモリ倶楽部」で面白い企画をやっていた。

ブランドもののコレクターを集めて、
どのコレクターが偽ブランド品を持っているか
鑑定士に調べさせ、その答えを当てる、
というもの。

コレクターの方々は
実家がお金持ちの女性や、
「パパ」が複数居る女性、
あと普通に努力して買い集めている女性。
みなさん、それぞれに、
自分が買った(貰った)物を
本物だと信じて出場していたようです。

これがドラマだったら、
努力して自分の給料で手に入れた女性のが
本物のブランド品で、
成金や売春婦は
ニセモノを高価で買い集めていて、
笑い者になって終わり
という結果になると思います。

ところが現実は甘くない。

金の出元がどうであれ、
鑑定士にはお構いなし。
ビシバシと冷静に結果を出していきます。

彼氏に貰った誕生日プレゼントが
フェイクものだと解った瞬間、
物凄く失望していた女性を見て、
俺はこう思いました。

「そんなに落ち込まなくても、いいじゃん。
 少なくともソレは
 昨日までお前にとっては
 間違いなく”本物”だったんだろ?
 そもそも、プレゼントという行為自体に
 本物や偽物なんて区別あんのかよ?」

…そう、俺はここでまた不覚にも、
自分のジレンマに気づかされました。

「その人が感じたコトがホンモノであって
 その過程がウソだったとしても
 感じた事実は揺るがない」

と、前に誰かに言われたなあ、と。

つまり、こういうこと。
俺は、そもそも、
「自分に厳しく他人には激甘」な人間なので、
自分に被害が及ばない第三者の悩み
(今日の内容だと、出演者の女性)には
かなり寛容に対処できるけど
自分にデメリットが発生する場合は
(俺は、やっぱりダマされると悔しい)
ひどく厳しい意見を主張しているのだ。

 要するに、後者の場合は、
 自分の保身のために
 相手を傷つけていたかもしれない
 ということ。

このことに気づいた俺としては、
とりあえず以後、
「第三者の悩みで自分に被害が及ぶ場合でも
 それが直接的なものでない場合」は、
もう少し冷静に寛容に
対処しようと思ったのだった。

いや、そんな大人になりたいと。

more better

2002年1月7日
帰省したときに友人と話したバカ話と
それにまつわる過去の想い出。

「チャレンジ料理」
良く言えば、創作料理。
またの名を「悪食(あくじき)」。

俺の周りには、
かなりチャレンジャブルな料理を作る人間が多い。
中1の夏休み、とある友人宅に遊びにいった俺は
彼の部屋で腹を空かせていた。
ひょんなことから好きな食べ物の話になり、
暑くて喉が渇いていたこともあり
「コーラ」の話で盛り上がった。
ペプシとコカの違いについてや
レアものの変なコーラが売られている自販機の事、
などを話したと思う。
突然友人が「そろそろメシでも食うか」と
立ち上がり「作ってやるから待ってな」と
言い残し台所へ消えた。
10数分後戻ってきた友人は
ラーメン椀をふたつ持ってきた。
うまそうな湯気が立っている。
「さ、どうぞ」
友人が椀を俺の前に置いた瞬間、
俺は異様な光景に気が付いた。

「黒いラーメン」

…なんか、湯気の奥から発泡してますが…。

「ちょっと前に試しに作ってみたんだけど
 意外にウマいんだよ、コレが」
友人は軽快に箸を進め、
「ソレ」を腹に収めていく。

あろうことか、「ソレ」は
「コーラを沸かして作ったラーメン」だった。

ちなみに、味のほうは…、
実は意外に喰える味だった。
なんか、温かいコーラは
甘ったるくてアレだったけど
麺はそもそも無味なんで
あんま問題ないというか。
粉末スープは当然未使用です。


で、次のネタは「ご飯」。

20年ほど前、牛乳でご飯を炊く
「タケちゃんマン・ライス」というのが流行ったのを
覚えているヒトは居るだろうか?
なにしろテレビで「話題の健康食」として
紹介されてたぐらいだから、
全国的に有名なハズである。
実際、栄養価も高く、味もまあまあだ。
イタリア料理のリゾットだって牛乳は使う。
そんなに変じゃない。
牛乳を多めにし、砂糖を加えれば
「おかゆ」として病気のトキにもオススメだ。

話変わって、我が家は酒豪の家系で
特に父親は恐ろしく酒に強い体質だ。
そんな父親と昔親族会議に出た席での光景。
叔父さんが不思議なコトを始めた。
ご飯が大盛りのお茶碗に、
日本酒を並々と注ぎ
そのままお茶漬けの如く喰う。
「お、あんたも酒飲みだねえ」
叔父さんにアテられてか、
父親も同じようなことを始めた。
俺は、まだ小学生だったので
当然マネできなかった。
そして、成長した俺は、18の頃
このチャレンジ料理を再現してみることにした。
いくつかの酒を試した結果、
「甘口の純米酒、清酒以上なら結構ウマイ」、
だが
「焼酎やワンカップだと、死ぬほどマズイ」。
…参考になっただろうか?

で、こっからが本題。

俺の友人にフリーターが居て、
彼は料理に関する才能はまったくないのだが、
あるとき非常に貧乏になり自炊を余儀なくされた。
ご飯は炊飯器で問題なかったらしいのだが
味覚に難があるらしく、オカズがどう作っても
美味しくできないとボヤイていた。
そんな彼が、あるとき貧乏を極め、
「水道を止められてしまった」のだ。
お米はあるけど水が出ない。
困窮した彼は、
冷蔵庫の中に俺や仲間が買い置きしていた
アレに目を付けた。
「日本酒で米喰う奴も居るぐらいだから
 そんなにマズくはないだろう」と。

そう、「アレ」とは、
俺たちが最も好む黄金色の液体。

彼は「ビールでご飯を炊いた」のだ。

味は聞くまでもない。
麦メシを想像しているなら、それは大間違いだ。
俺は、かなりビールが好きで、
「ヌルいビールはコクがあるから好き」なので、
ソレを温めたり、御飯に掛けたトキの味は
大体想像できる。
きっと「糞マズイ」はずだ。
彼は自分の貧乏に怒りつつ
泣きながらその「茶色い御飯」を完食したとのこと。

その話を聞いたアト、
俺ら仲間は10分ほど笑い死にそうになった。

give it to me

2002年1月6日
さておき、
田舎に帰ってみたら実家に異変が。
問題解決のため実家永住を考えるも、結局帰京。

関係ないが、
帰省して痛感したことがひとつある。

「俺はヒトゴミが好きだ」

街にヒトが溢れているのを見ると安心する。

ヒトゴミには色んな作用がある。
孤独なトキは
独りであることを強く認識させられ、
幸せなトキは
大衆に埋もれる己の没個性に満足する。

ヒトビトはあらゆる自己表現手段に身を包み
さまざまな考えをクチにしながら通り過ぎる。
そういうヒトビトの
身なりを見たり、考えを耳にするたびに
俺は世の中の面白さを感じるのだ。

俺の田舎は、お正月だというのに
繁華街は人影がまばらだった。
ヒトが少なくて得することなんて
せいぜい移動が楽なコトぐらい。
面白味なんて皆無。
逆に、非現実的・非社会的な世界だった。

田舎には落胆することが多い。
だから余り帰省しない。

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